※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。
- なぜプログラミング教育が必要なのか?
- 家庭で無料で始められる具体的な方法(アプリ、Webサイト、YouTube、日常生活での学び方)
- 無料体験ができるおすすめプログラミング教室
- 無料体験のメリット
- 無料教材の選び方と活用法、その効果と無料教材での限界
- 無料から始めて、その後のステップをどう考えるか

「子どもにプログラミングをさせたいけど、何から始めればいいの?」「はじめからお金をかけるのちょとなぁ・・・」と思っている人も少なくないのではないでしょうか?
近年、プログラミング教育への関心が高まっています。2020年度からは小学校でもプログラミング教育が必修化され、「うちの子にも早くから触れさせた方が良いのかな?」と考えている親も多いのではないでしょうか。
でも、幼児期のプログラミング教育って、具体的に何をすれば良いのでしょうか?難しいコードを覚えること? そんなことは必要ありません。幼児期に大切なのは、コンピューターに指示を出すスキルそのものではなく、「プログラミング的思考」を育むことです。

「プログラミング的思考」とは、物事を順序立てて考えたり、問題解決のために試行錯誤したりする力のこと。これは、これからの社会でますます重要になる力だよ。

なるほど、大切そうだけど、うちの子が興味を持つか分からないし、続けられるか不安…。それに、まずは費用をかけずに試してみたいなぁ

幼児向けのプログラミング学習は、無料の教材や体験を活用するだけでも十分に始められるからおすすめ。
この記事を読めば、お金をかけずに、子どもと一緒に楽しくプログラミングの世界に触れる第一歩を踏み出すことができます。ぜひ最後まで読んで、子どもに合った方法を見つけてください。
幼児向けプログラミング教育の目的と適切なスタート時期

はじめは「コーディング」ではなく「プログラミング的思考」の育成
まず大切なのは、幼児向けのプログラミング教育の目的を正しく理解することです。幼児期に目指すのは、プログラミング言語を覚えてコードを書く「コーディング」のスキルではありません。それよりももっと大切な、「プログラミング的思考」の土台を育むことに重点が置かれます。
プログラミング的思考とは?

では、「プログラミング的思考」とは具体的にどのような力なのでしょうか?主に以下のような要素が含まれます。
- 論理的思考力
- 問題解決能力
- 創造力
- 試行錯誤する力
論理的思考力

論理的思考力とは、「順番を考えて、正しい答えを効率的に導き出す力」です。たとえば、朝の支度で「着替えてからご飯を食べる」というように、やることの順番を考えて行動するのが論理的思考力の基本です。プログラミング学習では、「キャラクターを動かすにはどの命令をどんな順番で出せばいいか?」を考えることで、自然にこの力が育ちます。
問題解決能力

問題解決能力とは、「困ったことやうまくいかないことに対して、どうすれば解決できるかを考え、行動する力」です。たとえば、積み木を高く積みたいのにすぐ倒れてしまうとき、「どうすれば倒れないかな?」と考え、「土台を広くしてみよう!」と工夫する力が、問題解決能力です。プログラミング学習では、うまく動かないプログラムを直す経験を通して、この力が自然に育ちます。
創造力

創造力とは、「新しいアイデアを思いついたり、自分の力で工夫して形にする力」です。たとえば、ブロック遊びで「お城を作ろう!」と自由に考えながら組み立てることが、創造力を育てる経験です。プログラミング学習では、自分だけのキャラクターを動かしたり、オリジナルのゲームを作ったりすることで、楽しみながら創造力が伸びていきます。
試行錯誤する力

試行錯誤する力とは、「うまくいかないときに、あきらめず方法を変えて何度も挑戦する力」です。
たとえば、ぴったり合うパズルのピースを見つけるために、いろいろなピースを試してみることが、試行錯誤する力を育てる経験です。プログラミング学習では、思った通りに動かないときに「何が原因かな?」と考えながら、直していく中で自然とこの力が伸びていきます。
これらの力は、プログラミングだけでなく、日常生活や将来の学習、仕事など、あらゆる場面で役立つ、まさに「生きる力」の基礎となるものです。

幼児期にはこれらの力を「遊び」を通じて楽しく育むことが、プログラミング教育の大きな目的になるよ。
プログラミング教育を始めるなら何歳から?

「じゃあ、何歳から始めればいいの?」と疑問に思うかもしれません。結論から言うと、「〇歳から始めなければならない」という決まりはありません。 大切なのは、子ども自身の興味や発達段階に合わせることです。
おすすめとしては、4〜6歳頃からプログラミング的な要素を遊びの中にいれることです。4〜6歳ごろには、文字や数字への興味が出始め、少し複雑なルールのある遊びを楽しめるようになります。

焦らなくても大丈夫!子どもが「面白そう!」「やってみたい!」と感じるタイミングを大切にしてあげよう。
家で今すぐ始められる!おすすめの無料プログラミング教材・学習方法

「プログラミング的思考」は、特別な教材がなくても家庭にあるものや無料のツールを使って十分に育むことができます。今すぐ始められる無料の学習方法をいくつかご紹介します。
- 無料プログラミングアプリ
- 無料プログラミングWebサイト・ツール
- YouTubeチャンネル・動画
- 日常生活で学べるプログラミング的思考
遊び感覚で学べる無料プログラミングアプリ
スマホやタブレットがあれば、手軽に始められるのがプログラミングアプリです。幼児向けに文字を使わず、キャラクターを動かしたり、ブロックを組み合わせたりする直感的な操作で学べるものがたくさんあります。
ScratchJr (スクラッチジュニア)

対象年齢 | 特徴 | 遊び方の例 |
5~7歳 | マサチューセッツ工科大学(MIT)が開発。絵が描かれたブロックを指でつなぎ合わせるだけで、キャラクターを動かしたり、簡単なゲームやアニメーションを作れます。 | 好きなキャラクターを選び、歩かせたり、ジャンプさせたり、話させたりする。背景を変えたり、自分で描いた絵を登場させたりもできます。 |
コードモンキー Jr. (CodeMonkey Jr.)

対象年齢 | 特徴 | 遊び方の例 |
4~6歳 | 可愛いサルくんをゴールに導くパズルゲーム形式。矢印などのブロックを順番に並べてサルくんの動きを指示します。ステージクリア型なので達成感を得やすいです。 | ステージごとに設定されたミッション(バナナを集めるなど)をクリアするために、サルくんの動きをブロックでプログラミングします。 |
無料プログラミングアプリのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
スマホやタブレットですぐに始められる手軽さ。 | 画面を見る時間が長くなり、視力への影響が心配。 |
ゲーム感覚で楽しく、子どもが興味を持ちやすい。 | 手軽さゆえに、親の関与なしに子どもだけで長時間遊んでしまう可能性がある。時間を決めるなどのルール作りが必要。 |
視覚的で直感的な操作なので、幼児も理解しやすい。 |
簡単に使える無料プログラミングWebサイト・ツール
パソコンとインターネット環境があれば、ブラウザ上で利用できる無料のプログラミングツールもおすすめです。アプリと同様に、幼児でも楽しめるものが提供されています。
Scratch (スクラッチ)

対象年齢 | 特徴 | 学習コンテンツ |
8歳~ (推奨) ※ScratchJrからのステップアップとして、親と一緒なら幼児期後半から使うことも可能 | ScratchJrの兄貴分。より複雑なゲームやアニメーション、物語などを作成できます。世界中のユーザーが作品を公開しており、他の人の作品を見て学ぶこともできます。 | 自由制作がメインですが、チュートリアルもあり始めやすい。 |
Code.org (コードオルグ)

対象年齢 | 特徴 | 学習コンテンツ |
4歳~ (コースにより変動) | 世界中の子どもたちが利用しているプログラミング学習プラットフォーム。「アナと雪の女王」や「マインクラフト」など、子どもに人気のキャラクターも登場。飽きずに続けやすいのが魅力です。ブロックを組み合わせる形式が中心です。 | パズル形式で基本的なプログラミングの概念(順序、繰り返しなど)を学べます。動画解説も充実。 |
無料プログラミングWebサイト・ツールのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
ソフトウェアのインストールが不要で、ブラウザからすぐにアクセスできる。 | パソコン操作に慣れていない幼児には、マウスやキーボードの操作が少し難しい場合がある。 |
学習の進捗状況が保存される。 | 安定したインターネット環境が必要。 |
タブレットより大きな画面で操作できるものが多い。 |
楽しく無料で学べるYouTubeチャンネル・動画
YouTubeにも、プログラミングの概念を分かりやすく解説したり、プログラミングツールの使い方を紹介したりする無料の動画がたくさんあります。

「プログラミング 幼児」「ScratchJr 使い方」などで検索すると見つかるから試してみてね。
- 動画で学べる内容
- 見る際の注意点
YouTubeチャンネル・動画のメリット・デメリット
メリット | デメリット |
視覚的に分かりやすく、動きがあり子どもが飽きにくい。 | 動画を見ているだけだと、受動的な学習になりがち。 |
無料で様々な情報にアクセスできる。 | 情報の質にばらつきがある可能性がある。 |
親も一緒に見て学ぶことができる。 | 広告が表示される場合がある。 |
日常生活で学べるプログラミング的思考

実は、デジタル機器を使わなくても、日常の遊びやお手伝いの中に「プログラミング的思考」を育むヒントがたくさん隠れています。これらは費用もかからず、すぐに実践できます。
- 積み木やブロック遊び
- 料理のお手伝い
- おもちゃの片付け
積み木やブロック遊び
ブロックや積み木遊びでは、論理的思考力や問題解決力、創造力を自然に育む遊びです。たとえば、「高い塔を作るにはどう組み立てたらいいか」や「倒れないように土台をどう工夫するか」を考える過程で、順番を考える力や問題を解決する力が身につきます。また、いろいろな形のものを作ることで創造性を育みます。
プログラミングの基本は、「目的に向かって手順を組み立てること」。つまり、ブロック遊びは小さいころからプログラミング的思考を育てる土台になっているのです。
料理のお手伝い
料理のお手伝いも、プログラミング的思考力を育てる絶好のチャンスです。「野菜を切ってから炒める」「火をつける前に材料を準備する」など、正しい順番を考えながら作業する力が自然と身につきます。プログラミング的思考力は、「目的に向かって手順を組み立てる力」。料理は、身近な生活の中でその力を楽しく育てることができるのです。
料理のお手伝いでの褒めポイント
順番を意識できたとき | 「ちゃんと先に材料を用意してエライね!」 | 手順を考えられたことをしっかり認めます。 |
失敗しても工夫しようとしたとき | 「どうしたらうまくできるか考えたの、すごいね!」 | 試行錯誤する姿勢をほめると、自信になります。 |
自分から次の行動を考えたとき | 「次は何をするか考えられてカッコいいね!」 | 自主的な行動と思考力を伸ばします。 |
最後まで諦めずに取り組んだとき | 「最後まで手伝ってくれて助かったよ、ありがとう!」 | 成果だけでなく、努力した過程を認めます。 |
おもちゃの片付け
お片付けも、論理的思考を育てる大切なチャンスです。「大きいおもちゃから片付ける」、「同じ種類ごとにまとめる」など、効率よく順番や方法を考える力が自然と身につきます。プログラミング的思考力は、「ゴールに向かって手順を組み立てる力」。お片付けを通じて、楽しくその力を育てることができます。
子どもが楽しめるお片付けの声かけ例
ゲーム感覚にする | 「どっちが早くおもちゃ箱に入れられるか、よーいドン!」 | 競争やタイムアタックにすると、やる気が出ます。 |
ミッション風にする | 「このぬいぐるみチームを、おうち(棚)に帰してあげよう!」 | 物に役割を持たせると、子どもが感情移入しやすいです。 |
ステップを区切る | 「まずはブロックだけ集めようか!」 | 一気に全部ではなく、小さなゴールを作ると達成感が得られます。 |
指示を子どもに出してもらう | 「次は何を片付けたらいいと思う?」 | 自分で考える習慣がつき、プログラミング的思考力も育ちます。 |
片付けた後はしっかり褒める | 「すごい!おもちゃさんたちも喜んでるね!」 | 達成感と自己肯定感を育てます。 |
日常生活で学べるプログラミングのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
費用が全くかからない。 | 「プログラミング学習」であると意識しにくい。 |
特別な準備が不要で、いつでもどこでもできる。 | デジタルツールを使った学習に比べ、コンピューターへの直接的な関わりは薄い。 |
日常生活と学びが自然に結びつく。 |
無料教材の選び方と効果的な活用方法、その効果
無料の教材やアプリは手軽に始められる反面、種類が多くてどれを選べば良いか迷ってしまうかもしれません。ここでは、選び方のポイントと、効果的な使い方、そして無料教材で得られる効果について解説します。
子どもの年齢・発達段階に合わせた選び方
まずは、お子さんの年齢や発達段階に合ったものを選ぶことが大切です。
- 4歳~5歳向け
- 5歳~6歳向け
子どもの興味を引くテーマやキャラクターで選ぶ
乗り物が好きなら車や電車を動かすもの、動物が好きなら動物キャラクターが登場するものなど、子どもの好きなテーマやキャラクターに関連する教材を選ぶと、興味を持ちやすく、楽しく続けられます。
プログラミング教育には親の関わり方も重要
幼児期の子どもにとって親の存在は大きく、親との時間は特別なものになります。プログラミング教育を行う上でも、親の関わり方はとても重要です。親の関わりが今後、プログラミングを続けていけるかの鍵となります。
一緒に遊ぶ時間を作る | 子ども任せにせず、「一緒にやってみようか」「すごいね!」と声をかけながら、親子で楽しむ時間を作りましょう。 |
たくさん褒める | 上手くいった時はもちろん、試行錯誤している過程も「頑張ってるね」「面白いこと考えたね!」と具体的に褒めてあげましょう。自信に繋がります。 |
質問に耳を傾ける | 「どうしてこうなるの?」「これはどうやるの?」という子どもの疑問に寄り添い、一緒に考えたり調べたりする姿勢が大切です。すぐ答えを教えるのではなく、ヒントを与えて自分で考てもらうことも促しましょう。 |
時間を決める | アプリやWebサイトを使う場合は、事前に利用時間を決めておくなど、ルール作りをしましょう。 |
無料教材でどこまでできる?その効果と限界
無料教材だけでも、幼児期のプログラミング学習には十分な効果が期待できます。
無料教材の効果とは?
プログラミング的思考の基礎が育まれる | 順序立てて考える、試行錯誤する、問題を解決するといった経験を通して、思考力の土台が作られます。 |
ITやデジタルへの興味・関心を持つきっかけになる | パソコンやタブレットが「遊ぶもの」から「何かを作り出すツール」へと認識が変わるきっかけになります。 |
試行錯誤する習慣がつく | うまくいかなくても「じゃあ、こうしてみよう」と自分で考えて工夫する経験ができます。 |
論理的に考える楽しさを知る | 自分の考えた通りにキャラクターが動いたり、問題が解決したりする達成感を通して、論理的に考えることの面白さを体感できます。 |
無料教材の限界とは?
本格的なコーディングスキルの習得は難しい | 無料教材の多くは、視覚的なブロック操作が中心であり、テキストベースの本格的なプログラミング言語を学ぶのには限界があります。 |
体系的な学習には向かない場合がある | カリキュラムが整備されているわけではないため、知識が断片的になったり、次のステップに進みにくかったりする場合があります。 |
モチベーション維持が難しい場合も | 一緒に取り組む仲間がいなかったり、目標設定が曖昧だったりすると、飽きてしまう可能性もあります。 |
費用をかけずに「プログラミング的思考」を育てることは十分可能!
上記のような限界はあるものの、幼児期に最も重要な「プログラミング的思考」の基礎を育むという目的においては、無料教材やアナログな遊びでも十分に効果があります。まずは費用をかけずに気軽に始めてみることには、大きなメリットがあると言えるでしょう。
試してみよう!無料体験ができるプログラミング教室

家での学習でプログラミングに興味をもち、さらに詳しく学習したくなれば、プログラミング教室の「無料体験」に参加してみるのもおすすめです。
無料体験とは?どんなことができる?
多くのプログラミング教室では、入会前に実際のレッスンを無料体験が可能です。無料体験では、主に次のようなことができます。
実際のレッスンの雰囲気がわかる | 教室の環境、先生の教え方、他の子どもたちの様子などを感じることができます。 |
教材や機材に触れる | 教室で使っているパソコン、タブレット、ロボット教材などを実際に使ってみることができます。 |
簡単なプログラミング体験 | 体験用の短いプログラムを作成したり、ロボットを動かしたりする体験ができます。 |
他の子どもとの交流 | 通学するタイプの教室であれば、一緒に参加する子どもたちとの関わりが生まれます。その中で、新たな刺激を受けることもあります。 |
無料体験ができるおすすめプログラミング教室
私のおすすめは【LITALICOワンダー】です。
創造性の重視 | 単に技術を学ぶだけでなく、「つくりたい」という気持ちを大切にし、試行錯誤しながら形にする過程を重要視しています。 |
教室とオンライン | 関東圏を中心に教室を展開していますが、オンラインでの受講も可能で、全国どこからでも学ぶことができます。 |
実践的なツール | ScratchやUnity、LEGO Education、3Dプリンターなど、様々なITツールや教材を使用し、本格的なものづくりに取り組みます。 |
多彩なコース | ゲーム&アプリプログラミング、ロボットクリエイト・テクニカル、デジタルファブリケーション(3Dプリンターなど)、3DCGといった多様なコースがあり、子どもの興味に合わせて選択できます。マインクラフトを使ったコースもあります。 |
個別最適な学び | 人ひとりの興味や進度に合わせて、個別または少人数制の授業形式で、オーダーメイドに近い形で学習を進めます。 |
無料体験に参加するメリットとは
専門家のアドバイス | 経験豊富な先生から、子どもの発達に合った学び方や、プログラミング教育に関する疑問についてアドバイスをもらえます。 |
教材や設備を試せる | 家庭では用意するのが難しいロボット教材や、最新のツールなどを試すことが可能。 |
子どもの反応を見ることができる | 子どもがプログラミングに興味を持つか、楽しんで取り組めるか、集中できるかなどを客観的に見ることができます。 |
教室の比較検討が可能 | いくつかの教室の無料体験に参加することで、カリキュラムや雰囲気を比較し、子どもに合った教室を見つけやすくなります。 |
無料体験から子どもの興味・関心を見極めるポイント
無料体験に参加したら、ぜひお子さんの様子を観察してみてください。
表情はどうか? | 楽しそうか、集中しているか、困っていないか。 |
積極的に取り組んでいるか? | 自分から進んで操作しようとしているか、先生の話を聞いているか。 |
質問をしているか? | わからないことを聞いたり、「こうしたらどうなるの?」と興味を示しているか。 |
終わった後の感想は? | 「楽しかった!」「またやりたい!」といったポジティブな言葉があるか。 |
これらの点を観察することで、お子さんがプログラミングにどれくらい興味を持っているか、教室のスタイルが合っているかなどを見極めるヒントになります。無理強いせず、お子さんの「楽しい!」という気持ちを尊重することが大切です。
無料体験・無料教材の後に考えること
無料アプリや体験を通して、子どもがプログラミングに興味を持った!もっとやりたがっている!となったら、次のステップを考えてみましょう。
子どもがプログラミングに興味を持ったら次はどうする?
お子さんの「楽しい!」「もっとやりたい!」という気持ちが見られたら、その意欲を大切にしてあげたいですね。考えられる選択肢としては、以下のようなものがあります。
無料教材をステップアップして続ける | ScratchJrに慣れたらCode.orgの少し難しいコースに挑戦する、あるいは親と一緒にScratchを始めてみるなど、無料の範囲で難易度を上げていく。 |
有料の教材やサービスを検討する | より体系的に学びたい、特定のスキル(ロボット操作など)を身につけたいという場合は、有料の教材やオンラインサービス、プログラミング教室などを検討します。 |
図書館や地域のイベントを活用する | 図書館でプログラミング関連の絵本や図鑑を借りたり、地域で開催される子ども向けのプログラミングワークショップなどに参加したりするのも良い方法です。 |
無料から有料へ切り替えるタイミングと判断基準
有料のサービスを検討するタイミングは、ご家庭やお子さんの状況によって様々ですが、以下のような点が判断基準になります。
子どもの意欲 | 子ども自身が「もっと難しいことをやりたい」「ロボットを動かしてみたい」など、明確な意欲を示しているか。 |
学びたい内容 | 無料教材では物足りなくなり、より体系的な知識や専門的なスキル(ロボット制御、ゲーム開発など)を学びたがっているか。 |
家庭でのサポートの限界 | 親が教えるのが難しくなってきた。学習環境を整えるのが大変だと感じているか。 |
無料体験での手応え | プログラミング教室の無料体験に参加してみて、子どもがとても楽しんでおり、継続したいという意思を示したか。 |
焦って有料に切り替える必要はありません。お子さんの興味やレベル、ご家庭の状況に合わせて慎重に判断しましょう。
有料のプログラミング教室や教材を選ぶ際のポイント
もし有料のサービスを選ぶ場合は、以下の点をチェックして、お子さんに合ったものを選びましょう。
カリキュラム | 子どもの年齢やレベル、興味に合っているか。どのようなスキルが身につくのか。 |
費用 | 月謝や教材費は予算内か。料金体系は分かりやすいか。 |
通いやすさ(教室の場合) | 場所や時間は都合が良いか。振替制度などはあるか。 |
無料体験での先生や教室の雰囲気 | 子どもが安心して楽しく学べる環境か。先生との相性は良さそうか(無料体験で確認)。 |
教材 | 使用する教材(パソコン、タブレット、ロボットなど)は魅力的で子どもが興味をもてるものか。 |
まとめ
今回は、幼児向けのプログラミング教育を無料で始める方法について、詳しく解説しました。
- 幼児期のプログラミング教育は、「プログラミング的思考」(論理的思考力、問題解決能力、創造性など)を育むこと。
- 特別な準備や費用がなくても、無料のアプリ、Webサイト、動画、そして積み木やお手伝いなどの日常生活を通して、プログラミング的思考の基礎は十分に育てられる。
- プログラミング教室の無料体験は、教室の雰囲気や教材を知り、子どもの興味を確認する絶好のチャンス。
- 無料教材を選ぶ際は、子どもの年齢や興味に合わせ、親が一緒に楽しむ姿勢が大切。
- 無料でもプログラミング的思考を学ぶ効果は大きいが、本格的なコーディングや体系的な学びには限界がある。
- 子どもの「楽しい!」「もっとやりたい!」という気持ちを大切に、焦らず、子どものペースに合わせて次のステップを考える。
まずは難しく考えず、この記事で紹介した無料の方法の中から、子どもが一番楽しめそうなものを選んで、気軽に試してみてください。大切なのは、子どもが「プログラミングって面白い!」と感じる最初のきっかけを作ってあげることです。
その小さな一歩が、未来を生きる子どもの大きな力になるかもしれません。
コメント